ピットワーク
耐久レースでは、タイヤ交換、ガス補給、ライダー交代などのために、ピットインを繰り返さなくてはならない。鈴鹿8耐でのピットインは、ほとんどのチームが、約1時間ごと計7回のピットインを行う。
ピット作業は、細かな規定が設けられている。タイヤ交換、ガス補給を行えるピット作業員は、4名までと決められており、作業員は決められた腕章をしていなければならない。作業中にライダーがマシンにまたがったままなら、ライダーも作業中とみなされ、ほかのピット要員は、3名までとなる。
ガス補給は、タイヤ交換やマシンの修復など、すべての作業の最後、ライダーがピットアウトする直前と決められており、ガス補給中は、エンジンは停止して、スタンドをかけた状態で行わなくてはならない。ガス補給中は、スクリーン清掃などであっても、ガス補給以外の作業は一切禁止である。このとき、ライダーはマシンに乗車していてはならない。
ガス補給、タイヤ交換、ライダー交代などの一連の作業は、ワークスチームでは、10秒そこそこで終えてしまう。単純に、ガス補給約5秒、タイヤ交換約5秒の早業だ。このピットワークが、鈴鹿8耐で勝つための要素のひとつでもあるのだ。ピットワークでは、些細なミスで何秒もの遅れが生じることがある。このため、前日の夜遅くまでピットワークの練習を重ねるチームもある。